ガラスの麒麟
収録作品 ガラスの麒麟 三月の兎 ダックスフントの憂鬱 鏡の国のペンギン 暗闇の鴉 お終いのネメゲトサウル ス
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加納 朋子 1966年福岡県生まれ。文教大学女子短期大 学部文芸科卒業。化学メーカー勤務の後、1995年退社。1992年「ななつのこ」で第3回鮎川哲也賞を受賞し、作家デビュー。作品 に『ななつのこ』(1992年)、『魔法飛行』(1993年)、『掌の中の小鳥』(1995年)、『いちばん初めにあった海』(19 96年)、『ガラスの麒麟』(1997年)、『月曜日の水玉模様』(1998年)、『沙羅は和子の名を呼ぶ』(1999年)がある 。
講談社文庫 か 78 1(講談社) 文庫 2000年6月15日第1刷 590円 カバーイラスト 羽多野典子 カバーデザイン 緒方修一 解説 山口雅也 1997年8月講談社より刊行(bk1 amazon)
初出 「小説現代」 ガラスの麒麟(’94年7月増刊号) 三月の兎(’96年1月号) 鏡の国のペンギン(’97年6月 号) 「小説non」 ダックスフントの憂鬱(’96年9月号) 「ミステリマガジン」 暗闇の鴉(’97年8月 号) 書下ろし お終いのネメゲトサウルス
「あたし殺されたの。もっと生きていたかったのに」。通り魔に襲われた十七歳の女子高生安藤麻衣子。美しく、聡明で、幸せそうに見 えた彼女の内面に隠されていた心の闇から紡(つむ)ぎ出される六つの物語。少女たちの危ういまで に繊細な心のふるえを温かな視線で描く、感動の連作ミステリ。日本推理作家協会賞受賞作。(裏表紙)
作中作も『ガラスの麒麟』。探偵役?
が保健室の養護教諭という設定も女性ならでは?ならだろうか。一つの事件が、解決するだけでなく、一つの事件がいろいろな事件を引き
起こし、巻き起こし、最後は引き倒して収束してゆく。連作短編集のパターン。
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2005/06/05更新