掌の中の小鳥　Ｎｏ．５７６

謎解きつき、恋愛小説。なんだうなぁ。別れ、出会い、巡りあい。などなど。謎はかけられ、謎は解かれる。一生懸命というわけではな いが、まっすぐに生きる紗英につられるように主人公が少しづつ変わるのもおもしろいというか、見られる。(03/06/22)

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加納　朋子

創元・クライムクラブ（東京創元社）　単行本　１９９５年７月２５日初版　１，２６２円　デコイ制作・撮影　成川治　装幀　小倉敏 夫　解説　赤木かん子　　献辞　――可愛らしくもしたたかな、女たちへ――　２００１年２月創元推理文庫（bk1　amazon）刊行

初出　　「創元推理」　掌の中の小鳥（２　１９９３年春号）　桜月夜（３　１９９３年秋号）　自転車泥棒（４　１９９４年 春号）　　書き下ろし　できない相談

輝かしく、　だが　切ない　青春の日々　すべての恋する人へ　日本推理作家協会賞受賞後第一作（帯）

何故、掌の中の小鳥がデコイ？収まら んだろう。でかくて。と思ったら、なんと、このデコイ、本物を撮影したようです。心もち翼を上げ、羽ばたこうとしているデコイ。珍し いよなぁ。デコイをこうは作らんだろう。普通。んー。女性の書いた小説だよなあ。という感じ。というか、女性の描いた男性が描く女性 だよなぁ。紗英とか、泉さんとか。という感じ。うまくは言えませんが。加納さんの小説の登場人物は総じて女性的だ。良くも悪くも。文 庫の表紙の方が、掌サイズの鳥っぽいっす。ところで、「てのひら」の中の小鳥。でなく、「て」の中の小鳥。だってさ。イメージ変わる なぁ。ｂｋ１、Ａｍａｚｏｎとも表紙画像なし。

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2005/06/05更新