言葉使い師 No.701
収録作品 スフィンクス・マシン 愛娘 美食 イルカの森 言葉使い師 甘やかな月の錆
うーん。結局なんだったのか知りたい「イルカの森」「甘やかな月の錆」。この予想しない形態の宇宙人は好き「スフィンクス・マシン 」。表題作は世界はよくできてると思うけど、イキオイとかは「愛娘」「美食」のほうが好きかな。「美食」はまぁ、ありがちといえばあ りがちな展開だけど。イルカは人間についてどう思っているのかゼヒ聞いてみたいところだ。(03/12/21)
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神林 長平 1953年新潟県生まれ。1979年、第5回 ハヤカワ・SFコンテスト佳作入選作「狐と踊れ」で作家デビュー。第1長篇『あなたの魂に安らぎあれ』以来、独自の世界観をもとに「 言葉」「機械」などのテーマを重層的に絡みあわせた作品を多数発表、SFファンの圧倒的な支持を受けている。『敵は海賊・海賊版』、 『グッドラック 戦闘妖精・雪風』などの長短篇で、星雲賞を数多く受賞(以上、早川書房刊)。1995年、『言壺』で第16回日本S F大賞を受賞した。
ハヤカワ文庫 JA カ 3 5(早川書房)JA 173 1587 文庫 1983年6月30日発行・2003年2月28日7刷 本体660円+税 カバーイラスト ヨコタカツミ カバーデザイン ハヤカワ・デザイン 解説 高橋良平 献辞 マリオネットたち に愛をこめて
初出 「SFマガジン」 スフィンクス・マシン(83年2月号) 愛娘(82年3月号) 美食(81年8月号) イルカ の森(83年1月号) 言葉使い師(82年9月号) 甘やかな月の錆(82年10月号)
社会秩序を破壊する元凶としてあらゆる言語活動が禁止され、テレパシーによってのみ意志の疎通が図られる社会。言葉を生き物として 操る“言葉使い師”に出会い、反社会主義者の汚名を着せられた男の運命は?……言語表現の本質的な危険性をするどく描き出した星雲賞 受賞の表題作、創造力を失った画家と火星の生きた“岩”との奇妙な対話を描く「スフィンクス・マシン」など、神林SFの原点たる6篇 を収録した第2作品集(裏表紙)
「愛娘」「美食」はオチがわかりやす
い。他の作品は、例えば、「スフィンクス・マシン」は##別に、脳みそが虫を実態として生産する必要なないん
じゃ…?とか。##謎の生物、スフィンクス・マシンだけで、十分だと思うし、「甘やかな月の錆」##倒
れて終わりでもいいようなオチだし…。##まぁ、好みの問題だよね。スフィンクス・マシンが毎回出てくるシリーズとかあったら
おもしろいだろうな。Amazonは表紙画像なし。
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2005/01/02更新