北京原人の日 No.526

謎の提示が魅力的であっても、解き方が魅力的でなければ。と、今までの作品に対しては、なんとなく思ってましたが、これはよろしい んじゃないでしょうか。拍子抜けする場面も無きにしも非ず。北京原人の骨だとわかった時の鑑識のお姉さんの対応がかわいい。(03/04/24)

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鯨 統一郎  1998年、『邪馬台国はどこですか?』で颯 爽とデビュー。「このミステリーがすごい」8位、「本格ミステリ・ベスト10」3位にランクインするなど推理小説界の話題をさらう。 1999年、宮沢賢治の謎と「銀河鉄道の夜」に隠された暗号をめぐる『隕石誘拐』、2000年、少年一休が足利義満の死の謎に立ち向 かう『とんち探偵一休さん・金閣寺に密室』、古事記に潜む日本人の秘密を解き明かす『千年紀末古事記伝Onogoro』を発表、次々 に日本史の常識を覆し、読者を仰天させている。

講談社 単行本 2001年1月16日第1刷・2001年2月28日第3刷 1,500円 装幀 坂川事務所

第二次世界大戦の敗戦。その理由は消えた北京原人の化石にあった。 『邪馬台国はどこですか?』で 鮮烈デビューした著者 待望の 長編奇想歴史ミステリー(帯)

北京原人の化石消失、 下山国鉄総裁轢死事件、 山下奉文将軍の財宝。 現代史の三つの怪事件が驚天動地の真実を浮かび上がらせる 。 銀座の交差点に老人が落下してきた。 軍服を着たその男は、北京原人の化石を持っていた。 現場に居合わせたカメラマン達也と  雑誌記者さゆりは、二億円の賞金につられて 残りの化石を探しはじめる。 二人がたどり着いた仰天の結末とは…。(裏表紙 )

軍服を着た男が北京原人の化石を持っ て空から落ちてきた。っちゅー設定から、タイムスリップSFモノを想像した人がいたら仲間です。


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2005/01/01更新