双頭の蛇 No.694

論文を読んでいるようだった。『ふたたび赤い悪夢』といい…。ところで、この本は、事件が収束しない。ホラー文庫だからしょうがな いのか、もともとタイトルの違う5部構成くらいなのかなんなのか、終盤近くなっても話がまとまらないので、どうなるんだ、どきどき。 と、思いつつ読んでいったら、どーもならんかった。シリーズ前作の方がおもしろそうなんだよね。そのうち見つけたら読んでみよっと 。(03/12/10)

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今邑 彩  長野県生まれ。都留文科大学英文科卒。89年『 卍の殺人』で鮎川哲也賞の前身である<鮎川哲也と13の謎>の13番目の椅子を受賞。その後、推理小説を中心に精力的に作品を発表し ている。主な作品に『少女Aの殺人』『鋏の記憶』『赤いべべ着せよ…』『蛇神』『翼ある蛇』(角川書店刊)、『i(アイ)』『盗まれ て』などがある。

角川ホラー文庫 H 37−5(角川書店)12296 文庫 平成14年1月10日初版発行 本体743円(税別) カバー 北見隆 口絵 北見隆

編集者、喜屋武蛍子の元恋人で調査員の伊達が、信州・日の本村へ調査に出かけたまま行方不明になった。伊達の妻によれば、彼はこの 村の寺に二泊した後、村長の車で長野駅まで送ってもらったという。蛍子は村を訪ねるが、伊達が所持していたライターが沼の近くに落ち ていたということ以外、手がかりは見つからなかった。蛍子の奔走をよそに、日の本村では七年に一度の大祭に向けて準備が進んでいた。 書き下ろし長編。(裏表紙)

これだけでは、よく話がわからないし 、オチもない。先行作で、流れを掴み、後発作でオチを確かめなければ、どーもならんでしょ。1冊で評価はできなさそうだなぁ。という か、どっかにそのこと書いといてくれ!Amazonは表紙画像なし。


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2005/03/13更新