卍の殺人 MURDERS AT THE MANJI SHAPED HOUSE No.291

双子のばーちゃん。というと、どーも、地元のあの二人(片方が亡くなった)を連想する。どーやって建て増してったら、卍型になんか なるんだ?そりゃ、オハナシだけど、その辺の必然性が描かれてもよいのでは?もー、その形がタイトルになってんだから 。(02/06/12)

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今邑 彩  長野市生まれ。都留文科大学英文科卒。会社員を 経て1989年「鮎川哲也と十三の謎」の公募に投じた「卍の殺人」で作家デビュー。以後も多彩なミステリで活躍中。

創元推理文庫 M い 3 1(東京創元社)424 01 文庫 1999年1月29日初版 520円 カバーイラスト 北見隆 カバーデザイン 小倉敏夫 解説 山前譲 1989

荻原亮子は恋人の安東匠に伴われて、大晦日に彼の実家を訪れた。山梨でワイン醸造を営むその旧家は、二つの棟で卍形を構成する異形 の館。住人も、家長を自任する老婆を頂点として二つの家族に分かれ、ライバル意識が発露する異常な雰囲気の中で暮らす。安東はこの家 との訣別を宣告するために戻ってきたのだが、早くもその夜亮子ともども奇怪な連続殺人に遭遇する。そして正月三日には次の怪死事件が ……。呪われた人間関係、謎にみちた邸が引きおこす惨劇は、終局に思いがけない展開をみせた! 「鮎川哲也と十三の謎」シリーズの公 募に当選して脚光を浴びた、著者のデビュー作である。(裏表紙)

その邸はふたつの長い棟が卍形に組み合っていた。住人も建物同様にふたつの家族に分かれて、微妙な関係を保つ。亮子はこの邸を恋人 の安東と共に訪れた。安東はここに住む従妹との結婚を断り独立を宣言するという。だが第一夜に早くも惨劇が起きた。続いてまた事件が 。旧家はなぜ呪われているのか。衝撃が続く展開、意外な結末が読者を魅了する本格推理。著者のデビュー作品。(裏表紙 )

##匠と宵子 の険悪さは、偽装。ってのと、取れたボタン##にはなんか意味があるにちがいない。という予想はあたっていたけど、どういう意 味ってのはよくわかんなかった。最初の事件のトリックについては、建物の構造上、この解決以外ないだろーなーと、漠然と感じていたけ ど、##母とおばの取り違え##には、気づかんかった。そーか。そこまで対照だったか… 。


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2004/12/26更新