自殺の殺人 Death in Botanist's Bay No.498

うーん。そうか。やっぱり、『細工は流々』よくわかってなかったな。わし。って感じ。これは、わかりやすく、おもしろかった。あっ というまに読めたし。続けて読むことが大事かもしれないけど。名前を忘れないうちに…。(03/03/07)

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Elizabeth Ferrars エリザベス・フェラーズ

創元推理文庫 M フ 13 2(東京創元社) 文庫 1998年12月25日初版 520円 カバーイラスト 西村敦子 カバー デザイン 矢島高光 訳 中村有希 解説『滋味あふれる<おいしい本格>』 有栖川有栖 1941

嵐の夜、ジョアンナの父が身投げを図った。偶然通りかかった青年たちに取り押さえられ、その場は事なきを得たものの、彼は一切動機 を語らぬまま、翌朝、秘蔵の拳銃によってこの世を去った。突然の父の死に思い悩む娘に対し、警察は他殺の可能性があることを告げる。 彼女は妄想のように脳裏を離れぬ疑惑に苦しみ、前夜父を助けてくれた青年、トビー・ダイクに助けを求めた。はたして、これは自殺に見 せかけた他殺なのか、それとも、その反対なのか? 真相をめぐって推理は二転三転する。英国の巨匠エリザベス・フェラーズの傑作本格 ミステリ第二弾。(p1)

気分転換にアスリントンの町を訪れたトビーとジョージは、嵐の中、身投げを図った男を取り押さえる。だが、男は翌朝、一発の銃弾と 共にこの世を去った。結局自殺したのかと思いきや、警察の捜査結果は他殺の可能性を示唆するものであった。果たして、これは自殺に偽 造した他殺なのか、それともその逆なのか? 知られざる大家フェラーズの魅力を伝える傑作本格ミステリ第二弾。(裏表紙 )

謎がはっきりしているところがいい。 自殺を偽装した殺人なのか、殺人を偽装した自殺なのか。その謎がメインで、脇でごちゃごちゃしても、メインの謎を解くための鍵に終始 しているところが。結局、ジョージって何モン?米題といえばいいのか、本国から海を渡ってアメリカで出版された際のタイトルは 『Murder of a Suicide』。邦題はこの直訳のようです。##自殺殺し。かなり真相に触れたタイトル?# #かな。に、しても、トビーとジョージは何をして生計を立てているんだろう?依頼人を待つ探偵ってわけじゃないし。あちこちふらふら してるし。ジョージは全然謎だけど、意外とトビーも何してるのかわからん。


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2004/12/31更新