かくも短き眠り No.653

政治的なことはよくわからず〜。カタカナが苦手〜。でも、内容を追っていくことはできます。ダイジョーブ。途中で、どっちが海外情 報センターでどっちが保安局だっけ?とか、どっちが何派だっけ???まーえーわ。と、なってしまうけど、まぁ、大勢に影響ないです( そうか?)もしかして、その辺が著者が丁寧に書いたところかもしれないけどねぇ。(嘆息)裏表紙のランクルの横に立つ男の絵けっこう 好きだけど。オペルってどんな車だっけなぁ。ちっこかったっけ?(03/09/30)

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船戸 与一

毎日新聞社 単行本 1996年6月10日印刷・1996年6月25日発行 1,942円 装画 安久利徳 装幀 菊池信義  『毎日新聞夕刊』(平成6年12月1日〜7年12月27日)に50枚弱の加筆修正を加えた 2004年3月集英社文庫(bk1 amazon)刊行

起て。血しぶきの祝祭だ! 東欧。霧のトランシルバニア。歴史に葬られた男たちの呼び声に<わたし>の血が再び滾(たぎ)る―― ハードボイルドの傑作にして、それ以上に凄い これぞ船戸。圧倒的興奮の1000枚!(帯)

ベルリンの壁が崩れて五年。仕事でルーマニアに赴(おもむ)いた日本人の<わたし>は、行く 先々で血なまぐさい謀略の気配を感じる。「ドラキュラの息子たち」と呼ばれる不気味な殺戮集団の存在。そして、<わたし>の捨て去っ たはずの過去を呼び醒ますかつての同志たちの影。彼らの目的は何か。<わたし>に何をさせようというのか。ドラキュラ伝説の地・トラ ンシルバニアの深い霧に誘われるように、<わたし>は恐るべき謀略の核心へと吸い寄せられていく。現代という時代の闇の奥、苦悩と怨 念、破壊と反逆への意志が渦巻く、その霧の中へと――。(帯)

「ドラキュラの息子たち」という名前 から、伝奇ホラー的な部分があるのかと想像していましたが、徹底して現実(にベースをおいて)でした。好みのラストとしては、# #あそこで、遺産相続人を引っ立てに戻って欲しかった。##けど、そういうわけにはいかないでしょ、か な。ラスト近く、##ドミノ倒しのように登場人物が減っていくのに、しぶとく残ったんだからねぇ。# #かけても良かったような…。


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2005/02/20更新