蟹喰い猿フーガ No.63

友人から1年以上借りっぱなしだった本をようやく読んだ。読み始めたら止まらなかった。フェニックスからニューヨークまでの詐欺師 と主人公とその道連れの旅。それが、ロンドンで回想として語られ始める。という設定。途中から意外とハードボイルド?になっておもし ろい。(01/07/19)

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船戸 与一

徳間書店 単行本 1996年1月31日初版 2,136円 Book Design Art Direction & Illustration : Yukimasa Okumura Design & Digtal Illustration : Kazuo Kuribayashi, Masaki Yoshimi/The Studio Tokyo, Japan, Inc. 「小説工房」(199 5年12月刊)と「公明新聞」(1991年3月24日〜92年12月27日迄の日曜版)に掲載された作品に大幅加筆、訂正

笑った。泣けた。心が躍った。かくも物語は美味いのだ! アメリカ大陸を疾走する伝説の詐欺師“エル・ドゥロ”と“だまし”のチー ム。愉快痛快ちょっぴり哀切のスラプスティック・コンゲーム小説大巨篇1,200枚!(帯)

義侠とプライド道連れに舌先三寸詐欺稼業。欺したつもりが惣れられる天下一品笑顔の愛敬。アメリカ大陸股旅暮し追いつ追われつ大金 奪取の大攻防。どこで死のうと風まかせ稀代の詐欺師エル・ドゥロの名口上。 「人生のうちで重要なことはほとんどないに等しいんだ。 何が起こったって、べつにおたつくことはねえやね」(帯)

友人がおもしろいよ。といって貸して くれ、読んだらすぐに返してしまったので、本のデータの詳細は図書館で借り直した本のもの。版とかはわからないけど、とりあえず、デ ザインは同じだと思う。。ハードボイルド作家だと知らずに読んだので、タイトルからファンキーな内容を想像していたので、意外でした 。ファンキーといえばファンキーなんだけど…。結構あとから、クる作品で、今では、船戸作品の中で最初に薦めるとしたらこれ。と言う かもしれない。作品のカラーが違うかもしれないので、これから入ると後が続かないかもしれないけど。


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2004/12/31更新