ホテル カクタス Hotel Cactus No.787
佐々木敦子さんのイラスト、写真だと思ってました。緻密。なんとなく、自分は数字の2ときゅうりの中間タイプかなぁ。と思いました 。ただ、人から見たら帽子かも。なんてことを考えながら読んでいたら、ホテル カクタスの住人になったような気分に。なれるかも 。(04/07/16)
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江國 香織 一九六四年、東京生。小説、童話、誌、エッセ イ、翻訳など、幅広い分野で活躍。『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で第十五回山本周五郎賞、『号泣する準備はできていた』 で第百三十回直木賞を受賞。
集英社文庫 え 6 5(集英社) 文庫 2004年6月25日第1刷 514円+税 画 佐々木敦子 カバー 佐々木敦子 AD 高橋雅之(タカハシデザイン室) ブックデザイン 高橋雅之(タカハシデザイン室) 解説「ようこそ「ホテル カクタス」へ」 高 橋源一郎2001年4月ビリケン出版より単行本として刊行(bk1 amazon)
帽子ときゅうりと数字の2。 三人°Cの合う友達でした。街はずれの古びた石造りのアパート、ホテル カクタス。可笑しくてすこ し哀しい日々が、ゆるやかに過ぎて行きます。(帯)
街はずれにある古びた石造りのアパート「ホテル カクタス」。その三階の一角には帽子が、二階の一角にはきゅうりが、一階の一角に は数字の2が住んでいました。三人はあるきっかけで友達になり、可笑しくてすこし哀しい日々が、穏やかに過ぎて行きました……。メル ヘンのスタイルで「日常」を描き、生きることの本質をみつめた、不思議でせつない物語。画家・佐々木敦子との傑作コラボレーション。 (裏表紙)
帽子な自分、きゅうりな自分、数字の
2な自分を見つめながら、「ホテル カクタス」という名のアパートを巡る。佐々木敦子さんの絵に主人公達は出てこないが、内装やそこ
からみえるであろう景色が細やかに描かれている。彼らの街、彼らの生活。淡々と綴られながらも、移ろう季節。あまりに、身近な気がし
て自分がそこにいたことがあるかのように感じてしまう。
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2004/09/12更新☆