薔薇ばらの木 枇杷びわの木 檸檬れもんの木 No.574

檸檬の木。どこで出てきたっけ。薔薇と枇杷は出てきたけど。いろんな人がいて、いろんな恋がある。というお話。たくさん大人が出て くるのに、子供は1人。不思議なはなしかも〜。(03/06/21)

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江國 香織  一九六四年、東京生まれ。目白学園女子短期大 学卒。小説、童話、エッセイ、翻訳など、幅広い分野で活躍している。二〇〇二年、短編集『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で 第十五回山本周五郎賞を受賞。

集英社文庫 え 6 4(集英社) 文庫 2003年6月25日第1刷 本体648円+税 画 茂田井武士 AD 渡辺貴志 扉絵 「Ce PETIT CHIEN REGARDE le TROTTOIR TOUT LE JOUR」(画帳『ton paris』(1930−33年)より) 茂田井武 本文レイア ウト 渡辺貴志 解説 唯河恵 献辞 かつて、庭にすももの木を植えてくれたひとに。 2000年4月集英社社より単行本(bk1 amazon)刊行

いろんな女性(ひと)がいるわけです。 9人の女たちの、恋と、愛と、情事。輪舞(ロンド)のように軽やかに展開する「恋愛運動小説」。

情熱。ため息。絶望……でも、やっぱりまた誰かを好きになってしまう! 恋愛は世界を循環するエネルギー。日常というフィールドを 舞台に、かろやかに、大胆に、きょうも恋をする女たち。主婦。フラワーショップのオーナー、モデル、OL、編集者…etc. 9人の女性 たちの恋と、愛と、情事とを、ソフィスティケイトされたタッチで描く「恋愛運動小説」。(裏表紙)

土屋くん…。お気の毒というか、自業 自得というか。幸せの瞬間は必ずしも重なるものではない。残念ながら。


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2005/03/27更新