ウッドストック行最終バス LAST BUS TO WOODSTOCK No.188

二人の娘がヒッチハイクを始めて、殺人が起こって終わる。「四年後の夏」と似た展開か?と思えば、被害者は娘達の片割れ。そして、 娘探し、ヒッチハイクさせてやった運転手探し、殺人犯探しと展開していく。モース主任警部はフロスト警部ほど人使いは荒くなく、ルイ ス部長刑事は早く帰宅させてもらったり、週末を楽しむように言われたりする。それにしても、バーナード夫妻の子供達は、まだ年若いよ うだけど、この先どうなるのだろう?バスが遅れなければ、全ての事件が発生しなかった。バスの定時運行は大事だ・・・。でも、バスは 遅れてくるもんだ。犯人もそう思えればよかったのに。フィッシュ・アンド・チップスが食べたくなる作品だった。(02/02/09)

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Colin Dexter コリン・デクスター

ハヤカワ文庫 HM テ 4 1(早川書房)2518 文庫 1988年11月15日発行・1997年7月31日10刷 680円  訳 大庭忠男 カバー 渋川育由 解説 新保博久

夕闇の迫るオックスフォード。なかなか来ないウッドストック行きのバスにしびれを切らして、二人の娘がヒッチハイクを始めた。その 晩、娘の一人が死体となって、発見された。もう一人の娘はどこに消えたのか、なぜ名乗り出ないのか?次々と生じる謎にとりくむテムズ ・バレイ警察のモース主任警部が導き出した回答とは……魅力的な謎、天才肌の探偵、論理のアクロバットが華麗な謎解きの世界を構築す る原題本格の最高傑作 (裏表紙)

モース警部はこの後、シリーズ物にな って活躍するらしい。でも、まだ読みたい本、一杯あるんで、困ったときに借りてみようと思う。という程度に面白かった。シリーズ第1 作というか、この後シリーズ化したせいか、次も読みたいぜ!という感じじゃないのだ。これはこれで、おもしろかった、次に来るのは違 う話って感じ。2作目を読んだら、また違うキモチになるかもしれない。うん。なんせ、おもしろかったから。Amazonは表紙画像な し。


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2005/04/17更新