四年後の夏 THE SOUVENIR No.173
読み終わるまで、きちんと裏表紙の内容紹介を読んでなかったので、どーも、違和感があった。オーストラリアの話だった。どーりで、 主人公が気軽にヒッチハイクしてる。あたりまえかも知れないけど、「オーストラリアにも探偵がいるんだ〜」と、感心してしまった。あ 、今良く見たら、出版が1970年代らしい。やっぱり、オーストラリアでも今はヒッチハイクは危険なのだろうか?(02/01/1?)
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Patricia Carlon P.カーロン 1927年ウォガウォガ 生まれ。オーストラリアおよびイギリスで幅広い執筆活動を続け、その多くはヨーロッパ諸国で全国7か国語に翻訳・出版されている。7 0年と73年には英連邦文学協会賞を受賞。 「ささやく壁」が日本でのデビュー作となる。現在はシドニー在住。
扶桑社ミステリー カ9−4(扶桑社)0780 文庫 2000年12月30日第1刷 667円 訳 田中一江 カバーイラストレ ーション&デザイン 藤田新策 解説 吉野仁
四年前に兄を殺された女性が私立探偵のもとを訪れ、事件の再調査を依頼してきた。この未解決殺人事件の容疑者は当時ヒッチハイクを していたふたりの少女。どちらかが嘘をついているらしい。依頼人は事件の全容が記録されている書類を探偵に託し、犯人の割り出しを頼 んだ。探偵は書類を詳細に読み始める。そして、物語はふたりの少女がはじめて出会った四年前へ……。警察の調書、証人の供述書、関係 者の手紙などが随所に挿入され虚実の網の目が拡がっていく。豪州サスペンスの女王が贈る第四弾! <解説・吉野 仁>(裏表紙 )
他の作品を読んでないので、わかんな
いけど、この探偵は、シリーズ化されてもおかしくない感じの人物。##ただ、この結論からすると、途中の記述
が偏りすぎで、ちょっとね〜。もっと、どっちつかずで、ホントにどっちなんだぁ!という感じにさせられたい。##ラストが厳し
いというか、何というか、謎は解かれ、全ては明るみに出る。いろいろな人がいろいろな立場で守ってきたものが、表に出る。哀しい。し
かし、ヘンな表現かもしれないが、暗くすっきりとしている。
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2004/12/31更新