教会で死んだ男　SANCTUARY AND OTHER STORIES　Ｎｏ．４６０

意外というか、なんというか、以前に解決した事件にかかわりのある人物がまた登場する。と、いうのがよくあるようだ。うーん。そう いうのがあると、相関表とか作りたくなったりする。でも、誰かもう、作ってあるだろうから、それを見られれば満足だけど。怪奇もの１ 篇とあったが、途中まで怪奇なのか推理なのかわからんかった。怪奇。うーん。(03/01/19)

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Agatha Christie　アガサ・クリスティー

ハヤカワ・ミステリ文庫　ＨＭ　１　７１（早川書房）１５１１　文庫　昭和５７年１２月３１日発行・昭和６１年５月３１日第８刷　 ４６０円　訳　宇野輝雄　カバー　真鍋博　１９５１，１９６１

『The Under Dog and Other Stories』（１９５１年）　プリマス行き急行列車　戦勝記念舞踏会事件　マーケット・ベイジング の怪事件　クラブのキング　潜水艦の設計図　炊事婦の失踪　コーンウォールの毒殺事件　呪われた相続人　　『Double Sin and Other Stories』（１９６１年、イギリスで出版されず）　二重の罪　スズメ蜂の巣　洋裁店の人形　二重の手がかり　教会で死んだ男

ロンドンじゅうの名士が出席したという盛大な仮装舞踏会で、奇妙な殺人事件が起った。美貌の女優と婚約していた子爵が、食堂で心臓 をナイフで刺されて死んでいたのだ。しかも、翌日、今度は婚約中の女優がコカインの飲みすぎでベッドの中で死亡していた。舞踏会のさ なか、二人は仲たがいをしていたというのだったが……事件は大々的に報道され、ジャップ警部はエルキュール・ポアロに事件解決の相談 を持ちかけた。名探偵ポアロが鮮やかな手腕を見せる「戦勝記念舞踏会事件」ほかポアロ物１０篇、マープル物１篇、怪奇もの１篇を収め る傑作集！（裏表紙）

前の事件の手腕を買われたり、前の事 件で知り合った人を訪ねていったり。たくさんの短編集が出ているので、そうそう、同じ人が重複して出てこないだろう（つじつまあわせ が大変だから）と思っていたら、意外と多い。これを矛盾なく把握して書いていたクリスティはすごい。The Under Dog and Other Stories とDouble Sin and Other Storiesの両方から作品を収録。The Dressmaker's Dollが怪奇（？）もの、Sanctuaryがマープルもの。ｂｋ１、 Ａｍａｚｏｎとも表紙画像なし。

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2005/04/17更新