雲をつかむ死 Death in the Clouds No.895
テレビで映画版?を見たことがある。犯人も知っていた。でも、おもしろいのだ。クリスティー作品に飛行機が舞台のものは少ないそう だ。旅客機が飛び始めた頃の座席の配置なんかおもしろい。スチュワードが勘定書きを持って機内をまわるなんて今じゃないし。向かい合 わせの座席もないだろう。おもしろい。事件そのものも面白いけど。時代色が列車を舞台にした作品より却って色濃く出ているような気が する。(05/01/24)
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Agatha Christie アガサ・クリスティー 1890年、保養地として有名なイギリ スのデヴォン州トーキーに生まれる。中産階級の家庭に育つが、のちに一家の経済状況は悪化してしまい、やがてお金のかからない読書に 熱中するようになる。特にコナン・ドイルのシャーロック・ホームズものを読んでミステリに夢中になる。 1914年に24歳でイギリ ス航空隊のアートボルト・クリスティと結婚し、1920年には長篇『スタイルズ荘の怪事件』で作家デビュー。1926年には謎の失踪 を遂げる。様々な憶測が飛び交うが、10日後に発見された。1928年にアーチボルトと離婚し、1930年に考古学者のマックス・マ ローワンに出会い、嵐のようなロマンスののち結婚した。 1976年に亡くなるまで、長篇、短篇、戯曲など、その作品群は100以上 にのぼる。現在も全世界の読者に愛読されており、その功績をたたえて大英帝国勲章が授与されている。 author photo : (c)Angus McBean (c)Hayakawa Publishing.Inc.
ハヤカワ文庫 クリスティー文庫 10 ポアロ(早川書房)5379 文庫 2004年4月10日印刷・2004年4月15日発行 本体720円+税 訳 加島祥造 Photograph (c)CORBIS/amana images Cover Design Hayakawa Design 献辞 オーマンド・ビード ルに 1935
パリからロンドンに向かう定期旅客機が英仏海峡にさしかかった時、機内を蜂が飛びまわり始めた。乗客の一人が蜂を始末したが最後部 席には老婦人の変死体が。そしてその首には蜂の毒針で刺されたような痕跡が残っていた……大空を飛ぶ飛行機という完全密室で起きた異 様な事件。居合わせたポアロが調査を開始する。 解説:紀田順一郎(裏表紙)
映画(テレビ版だったかも)を見たの
で、犯人は##空のマッチ箱を持ってるやつ。##ということだけは、覚えていたけど、え〜?この人なん
でだっけ…。とか、印象が薄かったのか、テレビ版では出てこなかったのか忘れてしまったような登場人物もいた。ポアロが飛行機に弱い
とは。名探偵にも弱点あり。
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2005/04/17更新