ビッグ4 The Big Four No.758

意外なポアロ像というか、ポアロ、活動してるよ〜。みたいな。ヘイスティングス君が、なんで南米に渡ったのかいまだによくわかんな いんだけど、それにしても、奥さんほってちょくちょくイギリスに出没しているような気がする。ポアロの相方はいろんな人物が担当し、 必ずヘイスティングスが登場ってわけでもないんだけど、彼のでている話は流れがスムーズな気がして、読みやすい。これも。ちょっと、 いつもと話のテンポが違う気もするけど。どうやら、まだ半分も読んでないらしいので、こういうのもわりとあるのかな。まぁ、先を楽し みに…。『カーテン』はおあずけで…。(04/04/21)

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Agatha Christie アガサ・クリスティー  1890年、保養地として有名なイギリ スのデヴォン州トーキーに生まれる。中産階級の家庭に育つが、のちに一家の経済状況は悪化してしまい、やがてお金のかからない読書に 熱中するようになる。特にコナン・ドイルのシャーロック・ホームズものを読んでミステリに夢中になる。 1914年に24歳でイギリ ス航空隊のアートボルト・クリスティと結婚し、1920年には長篇『スタイルズ荘の怪事件』で作家デビュー。1926年には謎の失踪 を遂げる。様々な憶測が飛び交うが、10日後に発見された。1928年にアーチボルトと離婚し、1930年に考古学者のマックス・マ ローワンに出会い、嵐のようなロマンスののち結婚した。 1976年に亡くなるまで、長篇、短篇、戯曲など、その作品群は100以上 にのぼる。現在も全世界の読者に愛読されており、その功績をたたえて大英帝国勲章が授与されている。  author photo : (c)Angus McBean (c)Hayakawa Publishing.Inc.

ハヤカワ文庫 クリスティー文庫 4 ポアロ(早川書房)5360 文庫 2004年3月10日印刷・2004年3月15日発行  640円 訳 中村妙子 Photograph (c)Imagestate/amana images Cover Design Hayakawa Design 解説「クリスティーとチェスの問 題」 若島正 1927

突然ポアロの家に倒れ込んできた英国情報部員は、うわの空で数字の4を書くばかり――国際犯罪組織<ビッグ4>と名探偵の対決はこ うして幕を開けた。証人を抹殺し決して正体をあらわさない悪事の天才四人を追って、大陸へ渡ったポアロを恐るべき凶手が待ちかまえて いた。新訳で贈る波瀾万丈の冒険と驚愕の結末! 解説:若島正(裏表紙)

ポアロものは大分埋まってきたようで す。今のところ、新訳版は、どれも読みやすく、ありがとう、早川書房。なキモチ。007の宿敵スペクターみたいなもんかな。とか思っ たんですが。まぁ、その後そういえば、聞かないな。そんな話。クリスティーの最初の夫の兄がクリスティーの親友との記述が解説にあり 、なんとなく納得。というのは、別れた夫との子の子孫らしい人(つまり、なんとかクリスティー氏)がアガサの公式HPを作っているこ とにどうもしっくりこないもんを感じていたので。夫と切れてもクリスティー家とはつながりがあったわけだ。浮気して離婚に至った妻の 財産をその子が運用してるってのがどうもねー。子どもは子どもだけどね。いや、男って。


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2005/04/17更新