チムニーズ館の秘密 The Secret of Chimneys No.746

冒険活劇。といえばよいのか。わりとファンタジックな設定でありながらも、なにかを揶揄っているようでもある。バトル警視シリーズ というか、主人公、バトルじゃないし。ポアロものもポアロは語り手ではないことはよくあるけど、ポアロは主人公だもんなぁ 。(04/03/27)

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Agatha Christie アガサ・クリスティー  1890年、保 養地として有名なイギリスのデヴォン州トーキーに生まれる。中産階級の家庭に育つが、のちに一家の経済状況は悪化してしまい、やがて お金のかからない読書に熱中するようになる。特にコナン・ドイルのシャーロック・ホームズものを読んでミステリに夢中になる。 19 14年に24歳でイギリス航空隊のアートボルト・クリスティと結婚し、1920年には長篇『スタイルズ荘の怪事件』で作家デビュー。 1926年には謎の失踪を遂げる。様々な憶測が飛び交うが、10日後に発見された。1928年にアーチボルトと離婚し、1930年に 考古学者のマックス・マローワンに出会い、嵐のようなロマンスののち結婚した。 1976年に亡くなるまで、長篇、短篇、戯曲など、 その作品群は100以上にのぼる。現在も全世界の読者に愛読されており、その功績をたたえて大英帝国勲章が授与されてい る。 author photo : (c)Angus McBean (c)Hayakawa Publishing.Inc.

ハヤカワ文庫 クリスティー文庫 73(早川書房)5342 文庫 2004年2月10日印刷・2004年2月15日発行 800 円 訳 高橋豊 Photograph (c)CORBIS/amana images Cover Design Hayakawa Design 献辞 パンキーに捧ぐ 解説 井家上隆幸 1 925

王政復古で混乱するヘルツォスロヴァキア国。その石油利権を狙う各国代表が、ロンドン郊外のチムニーズ館に集結していた。秘宝を狙 う大泥棒までもが入り乱れるなか、ついに殺人が! 事件解決に乗り出したバトル警視以下英米仏の探偵たちは、どんな結末にたどり着く のか? 謎が謎を呼ぶ、波瀾万丈の冒険ミステリ。 解説:井家上隆幸(裏表紙)

##主人公が 犯人##オチはなかったけど、##探偵が犯人##オチですね。ただし、たくさんいるので、誰が そうなのかは、わからない。全員アヤシイ。というところでしょうか。手紙の秘密はおもしろかったです。ただし、##暗号は、専門家によって解かれるので、##その辺が。なにがどうなったんだか、わからないので、もったいない というか、くやしいというか。


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2004/12/28更新