ポアロ登場　POIROT INVESTIGATES　クリスティー短編集３　Ｎｏ．４２６

初期のポアロ短編集。髭を大事にするベルギー人、チョコレートを愛する。などなど。最後には、ポアロが犯人を指摘するのを間違った 話もついているし、ポアロと仲のいい警察の人間、そうでない人間もここそこに登場する。船に負けた話や船酔いを克服した話もあって、 ポアロ像を知るのによい１冊？ヘイスティングス像も。(02/12/15)

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Agatha Christie　アガサ・クリスティー

ハヤカワ文庫　ＨＭ　１　３２（早川書房）７６４　文庫　昭和５３年４月１５日発行・昭和６０年５月１５日第１２刷　４４０円　訳 　小倉多加志　カバー　真鍋博　解説　Ｓ　１９２３

『POIROT INVESTIGATES』（１９２４年）　＜西部の星＞盗難事件　マースドン荘の惨劇　安アパート事件　猟人荘の怪事件　百 万ドル債券盗難事件　エジプト墳墓の謎　グランド・メトロポリタンの宝石盗難事件　総理大臣の失踪　ダウンハイム失踪事件　イタリア 貴族殺害事件　謎の遺言書　　『Poirot's Early Cases』（１９７４年）　消えた廃坑　チョコレートの箱　ヴェールをかけた女

有名な女優マーヴェルは、自分の買い求めたダイヤモンドにまつわるロマンティックな物語を知り、しかもそれが何者かに狙われている との手紙を受け取った。そのダイヤはかつてある寺院の祭神の目であり、うあがて元の場所に戻るだろうというのだ。依頼を受けたポアロ の灰色の脳細胞は、因縁話の裏に潜む秘密を見事に看破する！　上記の「＜西部の星＞盗難事件」を始め、１９２１年〜２４年にかけてポ アロが手がけた初期の事件１４篇を収録し、彼のキャラクターがいかにして形作られていったかを識る上でも意味深い、女史の処女短篇集 。（裏表紙）

読めば読むほど、映画のポアロ、はま り役だったんだなぁ。と思う。ただ、ヘイスティングスは語り手であるせいか、それほどとは思わないけど。本の方が生き生きしてる。添 え物的でなく。長編を読むとまた違うんだろうけど。ただ、映画を見てしまっているので（ビデオだけど）、長編はなぁ。たいてい犯人知 ってるし。「そして誰もいなくなった」みたいにラストが違うものとかあれば、読んでみたい。ｂｋ１、Ａｍａｚｏｎとも表紙画像なし 。

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2005/04/17更新