茶色の服の男 THE MAN IN THE BROWN SUIT No.728
うぉ。主人公が若い。うーん。なんだか、こういうのも新鮮ですね。というか、ミス・マープルものは短編しか読んでないんで、まぁ、 若いとかじゃなく、ポアロじゃない。というか。やっぱり主人公がバシバシ動くんでリズムがいいなぁ。合間に、別の登場人物の手記が入 り、変調するところも。クリスティの作品中これがどんな位置を占めるのかはわからないけど、傑作かどうかはともかく、リズムの良い明 るい作品であることにまちがいないでしょう。(04/02/19)
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Agatha Christie アガサ・クリスティー
ハヤカワ・ミステリ文庫 HM 1−68(早川書房)1458 文庫 1982年8月30日発行・1992年11月30日11刷 544円 訳 中村能三 カバー 真鍋博 「冒険家クリスティー」 数藤康雄 献辞 E・A・Bに 旅と、ライオンの話と、 いつか 『ミル・ハウスの謎』を書くように すすめてくれたことを記念して。 1924
冒険心にとむアンは、ロンドンの地下鉄のホームで妙な事件を目撃した。外国人らしい男が、背後の何かに驚いてホームから転落し、感 電死したのだ。しかも、その後著名な下院議員の邸で殺人事件があり、地下鉄の男はその邸への紹介状を持っていた。事件の謎を解くべく 、ただ一人、南アフリカ行の客船に飛び乗ったアンの行く手に待つものは? 謎が謎を生み、波乱万丈に物語が展開する女史得意の冒険ス リラー。改訳決定版。(裏表紙)
解説で数藤氏が指摘しているのは#
#『アクロイド事件』との類似性でしょうか。二人の語り手の内の一人が黒幕という。##ところで、最初
に線路におっこちて死ぬ男のところをよく読んでなくて、轢死だと思ってた。考えてみたら、そしたら、バラバラになっちゃうし。昔の電
車って、線路に電気通ってたの???どうやって感電死したんだ??地下鉄だから側面に別のレールがあって、そこで感電した??なんせ
「電流の通じているレール」としか書いてないのでよくわからない。bk1、Amazonとも表紙画像なし。
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2004/12/31更新