ビッグ・トラブル BIG TROUBLE No.214

とにかく、オカシーッ!と、カタカナで表現したくなるような、おもしろさ。と、同時にミョーにハートウォーミングだったりして、ま すます笑える。ちょっとしたエピーソードや通りすがりの人物までオカシイ。このあいだ、「自動車を運転しない数少ない成人白人男性」 が出てくるニューヨークの話を読んだが、今度は、「マイアミに推定十五人いる銃器不携帯者のひとり」が登場する。どっちもどたばた小 説だ。どーも、どたばた小説、好きだ。(02/03/17)

笑わずには読み終えれない(読書日誌211−220へのコメント)

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Dave Barry デイヴ・バリー  1947年生れ。ユーモア・ コラムニスト。’83年以降《マイアミ・ヘラルド》に在籍しジャーナリストとして活躍し、’88年にはピューリッツァー賞を受賞。『 デイヴ・バリーの笑えるコンピューター』『デイヴ・バリーの40歳になったら』など、多数の著書があり、本書は初の長編小説となる。 現在はマイアミに在住。 Photo Miami Herald

新潮文庫 ハ 42 1(新潮社)6716 文庫 平成13年8月1日発行 629円 訳 東江一紀 カバー装画 古川タク カバ ー印刷 錦明印刷 デザイン 新潮社装幀室 献辞 ミシェルに 1999

最終兵器は、 笑いか 核爆弾か!? スティーヴン・キング“激賞”!! 映画化公開決定!(「メン・イン・ブラック」のバリー・ ソネンフェルド監督)(帯)

<本書に寄せられた“先輩作家たち”からの賛辞> 「デイヴ・バリーの『ビッグ・トラブル』を読んで笑いこけたよ。 あんまり可笑 しいものだから、椅子から転げ落ちてしまったくらいだ」――スティーヴン・キング  「ここ五十年で読んだうちじゃ、もっとも笑える 本だね」――エルモア・レナード  「『ビッグ・トラブル』は、とにかくブッ飛んでて、明るくてお下劣な小説だ。 それがまた、呆れ ちゃうくらいフロリダって町の現実に近いときた――カール・ハイアセン  「マルクス・ブラザーズとエルモア・レナードが出会ったみ たいに、都会人の日常生活を思い切り茶化して描いてみせた快作だ」――リドリー・ピアスン(帯)

マットが通うフロリダの高校では、水鉄砲を使う“殺し屋”ゲームが大流行。勇躍、片思いの相手である標的ジェニーの家に向かうマッ トだったが、そこへ彼女の義父の命を狙う本物の殺し屋が登場、屋敷で鉢合わせする。さらに、樹上生活者、不法入国者、蟇蛙と宿敵の飼 い犬らが絡みに絡み、騒動は核爆弾まで飛び出す大珍事に! 人気コラムニストが初挑戦した爆笑クライム・ノヴェル。(裏表紙 )

最後に、「マイアミでは、裁判所命令 で頻繁にやり直し選挙が行なわれるのだ。」とあるけど、それって、実際にあるんだろーか。それとも、あの票数えなおしを揶揄ってるん だろーか?


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2004/12/26更新