十月の旅人 No.211

収録作品   十月のゲーム(The October Game)  休日(Holiday)  対象(Referent)  永遠と地球(Forever and the Earth)  昼下がりの死(A Careful Man Dies)  灰の怒り(It Burns Me Up)  過ぎ去りし日々(Time Intervening)  ドゥーダ ッド(Doodad)  夢魔(Perchance to Dream)  すると岩が叫んだ(And the Rock Cried Out)

「過ぎ去りし日々」は昔読んだ阿刀田高の作品を思い出したなぁ。あっちは、同一人物ではなく、幾世代者他人だったけど。そして、家 そのものも移り変っているので、違う間取りが重なり合っていた。なんか、美しい作品でした。「十月のゲーム」・・・こっえぇ…。「ド ゥーダッド」、似てないんだけど、中島らもの「エキゾティカ」の中の、井戸掘りで成功した男の最後の言葉を思い出した。ところで、ど ーして、表題が「十月の旅人」?(02/02/2?)

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Ray Bradbury レイ・ブラッドベリ

新潮文庫 フ 15 4(新潮社)3794 文庫 昭和62年2月15日印刷・昭和62年2月25日発行 320円 訳 伊藤典夫  カバー 東逸子 解説 伊藤典夫

ノスタルジアと残酷、無邪気な童心と突如訪れる狂気――宇宙時代の散文詩人レイ・ブラッドベリの初期作品群から傑作のみを精選。妻 への不信と愛への渇望に引き裂かれた男の惨劇「十月のゲーム」。何でも所有者の望む役割を果たす不可思議な装置「ドゥーダッド」。小 惑星に不時着した男にしのびよる不条理な恐怖「夢魔」。甘美で、そして冷たい詩情漂う10の佳編を収めた純文学風SF短編集。 (裏 表紙)

この中では、「ドゥーダッド」「休日 」が好きだ。好き嫌いは別としてよくできてると思うのは、「十月のゲーム」「対象」「昼下がりの死」「過ぎ去りし日々」。力作だな。 と思うのが、「永遠と地球」「すると岩が叫んだ」。こんな感じ。bk1、Amazonとも表紙画像なし。Amazonでは『10月の 旅人』になっている。日本でまとめた短篇集のようで、原題は見当たらず。


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2004/12/26更新