探偵は吹雪の果てに No.742

うーん。そうか。そうだったか。というか、なんというか。『残光』と『探偵はひとりぼっち』での事件?にビミョーな齟齬を感じたわ けがなんとなくわかった1冊。といっても、時間は作品の刊行順に一応流れているらしく、この話は時系列的には『残光』の後。だろうな 。多分。便利屋が札幌を離れる。離れても、周りの人の手を借りながら一人で(へんな表現だな)事件を解決に導こうとする。ゴクロウサ マデス。(04/03/20)

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東 直己  1956年札幌生まれ。北海道大学文学部哲学科 中退。北の歓楽街ススキノでその日暮らしの一方、家庭教師、土木作業員、ポスター貼り、カラオケ外勤、タウン誌編集者などあまたの職 業を経て、92年、長篇第一作『探偵はバーにいる』で早川書房からデビュー。その後『バーにかかってきた電話』『消えた少年』『探偵 はひとりぼっち』(以上早川書房刊)『フリージア』『渇き』など意欲的な作品を次々と発表し、気鋭のミステリ作家として注目を浴びる 。2001年に『残光』で第54回日本推理作家協会賞の<長編および短編集部門>賞を受賞した。

ハヤカワ・ミステリワールド(早川書房) 単行本 2001年12月20日初版印刷・2001年12月31日初版発行 1,800 円 カバーイラスト 影山徹 カバーデザイン ハヤカワ・デザイン フォーマットデザイン 多田進 2004年2月早川書房よりハヤ カワ文庫として刊行(bk1 amazon

ススキノ便利屋シリーズ最新作 第54回日本推理作家協会賞受賞後第1作 吹雪の曠野。轟く銃声。探偵最大の危機!(帯)

●東直己は、男はバカだ、だから愛しいという。そういうことで「ほんとの人間てのはなんだ?」と、みずからにも読者にも問いかけて いるようにみえる。 ――井家上隆幸(「探偵はひとりぼっち」解説より) ●東直己の作品は、一見ライト感覚でありながら、状況を突 き破っていくようなしたたかさがある。 ――縄田一男(「探偵はバーにいる」解説より)(帯)

ちんぴらに袋叩きにされて、<俺>は入院した。そこで偶然、若いころ一緒に暮らした昔の恋人と再会し、彼女の頼みで一通の手紙を届 けるために雪の田舎町を訪れる。そんな<俺>の身辺に不審な男たちの影が。理由は何か?抵抗も虚しく、<俺>は町を追い出されてしま うが、ふたたび舞い戻った。やがて吹雪の雪原に繰り広げられる死闘……ススキノ便利屋シリーズ、最新作。日本推理作家協会賞受賞後第 1作(裏表紙)

前作で、恋人もちになった、探偵がそ の後、どうしてるのかとおもいきや。冒頭ではあまりにいつもどうりで、ふーん。と、え?##45歳?# #うーん。びっくり。


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2004/09/12更新