探偵はバーにいる No.716

最近、CATVでセガールおじさんがでてくる「沈黙の…」を続けて2本ほど見た。で、別にあんなにカッコつけやしないけど、あの無 敵さは『残光』に出てくる榊原。とすると、この名無しの探偵は、ブルース・ウィルスくらいか?けっこうドジふんだり、やられつつ粘る みたいな。ちょっと違うか。そーかー。ハードボイルドだったのかー。ギャクかと思った。この飲み方。いいけど。(04/02/03)

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東 直己  1956年札幌生まれ。北海道大学文学部西洋哲 学科中退。アル中。北の歓楽街ススキノでその日暮らしの一方、家庭教師、土木作業員、トラック助手、調査員、タウン雑誌広告取り、ポ スター貼り、カラオケ外勤、タウン雑誌編集者、テレビ・コメンテイター、ラジオ・パーソナリティ、飲食店舗コンサルタント、観光雑誌 編集長、システム・ディレクター、運送会社作業員などを経て現在無職。時折、写真を撮ったり文章を書いたりして、生活費を稼ぐ堅実な 生活。

ハヤカワ・ミステリワールド(早川書房) 単行本 1992年5月20日初版印刷・1992年5月31日初版発行 1,262円  カバーデザイン ジー・スタジオ フォーマットデザイン 多田進 1995年8月早川書房よりハヤカワ文庫として刊行(bk1 amazon

札幌の歓楽街ススキノで探偵まがいの仕事をしている〈俺〉は、今夜もバー〈ケラー〉の扉を開ける。待っていたのはいつもの酒と胃腸 薬、そして……。酒場で拾った事件は、大学の後輩の失踪した恋人捜しだったが、それが思いがけずデートクラブ殺人の調査へと発展。〈 俺〉は、アルバイト売春娘やチンピラ少年団をかきわけ、二日酔いと闘いながら真相に肉迫していく。北の街に、新しい軽快ハードボイル ど誕生(裏表紙)

胃腸薬を飲んでまでも飲まざるを得な い(というか、飲まないことによって得られる結果を得たくなかったり、飲まないことによって得てしまう結果を欲さない)時が誰にでも あるんだろうけど、胃腸薬を飲んでまで、一人で飲む。ってのが、ハードボイルディ、あるいはハードボイルディック?だったりするので しょうか。ところで、表題では「探偵」なのに、人物紹介では「便利屋」。これは、探偵=便利屋というスタンスなのか、今回は探偵役だ けど職業、便利屋。なのか。なんでしょう。bk1、Amazonとも表紙画像なし。


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2004/09/12更新