最後の記憶 No.587
え?どうホラー?てゆーか、わしの創造力が欠けてて怖くないの?なんというか…。確かに、現実から逸脱しているけど、何故何〜。的 要素が強く、ホラーより謎解きに偏ってないか?ホラーだと思い込んで、恐る恐る読んだので、まぁ、ホッとしたというか。怖いの苦手だ から。(03/06/30)
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綾辻 行人 1960年京都生まれ。京都大学教育学部卒業 、同大学院博士後期課程修了。1987年に『十角館の殺人』で作家デビュー。これを引き金に巻き起こった「新本格ムーヴメント」は、 推理小説界の一大潮流となった。1992年には『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞。「館」シリーズ、『霧越邸殺人 事件』等の本格ミステリを書き続ける一方で、ホラー小説にも意欲的に取り組んでおり、著書に『殺人鬼』『眼球綺譚』等がある。本書『 最後の記憶』は、著書のデビュー15周年を飾る、待望の本格ホラー長編である。
角川書店 単行本 平成14年8月30日初版 1,600円 装丁 角川書店装丁室 著者写真 本田晋一 献辞 ――いなくなって しまったに彼らに―― 『KADOKAWAミステリ』2000年11月号〜2001年1月号、3月号〜5月号、7月号〜10 月号、12月号〜2002年5月号に掲載された同名連載を加筆・修正
すべての記憶が失われていく。 ただひとつ、生涯最大の「恐怖の記憶」だけを除いて――。 日本中が渇望していた、 記念碑的傑作 の完成 七年ぶりの長編にして、初の本格ホラー小説。 名手・綾辻行人が奇跡的な美しさで紡ぎ出す、「あなたのための」恐怖の物語。 (帯)
目覚めている間も眠りの中の夢でも、 思い出せるのはただ一つの記憶だけ――。 若年性の痴呆症を患い、ほとんど全ての記憶を失い つつある母・千鶴。 彼女に残されたのは、幼い頃に経験したという「凄まじい恐怖」の記憶だけだった。 バッタの飛ぶ音、突然の白い 閃光、血飛沫と悲鳴、惨殺された大勢の子供たち……。 死に瀕した母を今もなお苦しめる「最後の記憶」の正体とは何なのか? 本格ホ ラーの恐怖と本格ミステリの驚き――両者の妙なる融合を果たした、 綾辻行人・七年ぶりの長編小説。待望の刊行!(帯 )
このラストで、何故主人公が救われる
のか理解不能。ファンタジックなホラー(きつね面とか異空間)より、遺伝病を抱えたかもしれないという主人公の苦悩のほうが怖かった
。母の恐怖の記憶の断片たちに##ある種の回答が与えられるのが、うーん、ミステリ作家。しかも、異空間を利用
して、時代の流れも計算に入れたという。##でも、驚きというよりは、ナルホドね。という感じ。装丁が美しいので、どなたの作
品かと思いました。会社のなんですね。縮小の写真では上手に出てないけど…。
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2004/11/21更新