フリークス freaks
収録作品 夢魔むまの手――三一三号室の患者―― 四〇九号室の患者 フリークス――五六四号室の 患者――
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綾辻 行人
連作推理小説 光文社文庫 あ 20−3(光文社) 文庫 2000年3月20日初版1刷 552円 カバーデザイン 京極夏彦 with FISCO 解説「―恐怖や謎や哀切(あいせつ)を生む「人の心のあり方」―」 香山 リカ 文庫版解説「〔病室〕シリーズの可能性」 野崎六助 献辞 ――異形なる私≠ノ―― 1996年4月カッパ・ノベルス(光文 社)刊(bk1 amazon) 『四〇九号室の患者』 1993年9月森田塾出版より刊行(bk1 amazon)
「J.Mを殺したのは誰か?」。私が読んだ患者の原稿は、その一文で結ばれていた。解決篇の欠落した推理小説のように……。 J. Mは、自分より醜い怪物を造るため、五人の子供に人体改造を施(ほどこ)した異常な科学者(マッド・サイエンティスト)。奴を惨殺したのは、どの子供なのか?――小説家の私と探偵の彼が解明 する衝撃の真相!(表題作) 夢現(ゆめうつつ)、狂気と正常を往還(おうかん)する物語。読者はきっと眩暈(めまい)する!(裏表紙 )
##法月綸太
郎の「カニバリズム小論」##を読んだあとに前後して読んだので、精神科病棟が怖くなった。近くにないけど。とりあえず、精神
科外来の近くを通るのが怖くなった。でも、365日精神科のお世話にならなきゃいけない人だけでなく、365日中200日だったり、
75日だったり、3日の人もいる。度合いもあるし。でも、さっきまでフツーだった人が突然タガが外れる方が、ずーっと外れている人よ
り怖いカモ。その、雪の降り初めみたいな世界が変わってゆく瞬間が…。もちろん、折り合って、受け入れられる社会が望ましい。だけど
、鋳物工場と一緒で、隣に来ると厄介だな。とは、思う。思わない人、偉いな。ところで、「身体障害者」を「身体の不自由な人」と言い
換える動きがあるんだそうだ。反対意見はない。当事者の方々が、その方がいい。というなら、その方がいいのだ。ただ、同じように、「
知的障害者」「精神障害者」を言い換えるとどうなってしまうのだ?いや、同じように言い換える必要はないのかも知れないけど。Ama
zonは表紙画像なし。「四〇九号室の患者」はそれだけで出版されたりもしたらしい。1冊にするには半端な長さだけど
。
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2004/11/21更新