朱房しゅぶさの鷹 宝引の辰 捕者帳 No.841
収録作品 朱房の鷹 笠秋草 角平市松 この手かさね 墓磨きの怪 天狗飛び にっころ河岸 面影蛍
シリーズもので、辰親分が活躍することにかわりないんですが、語り手が変わるので、イメージとしては、辰のシリーズというより、場 所と時代が固定された場面ものみたいな感じ。で、登場人物は毎回かなり入れ替わる。でも、お景ちゃんは成長してるみたい。そういえば 、辰が語り手の作品をまだ読んでないような気がする。「面影蛍」みたいに捕者がない話もあるし。江戸情緒を楽しむって感じでしょうか 。(04/11/09)
泡坂 妻夫のページへ 作品名順一覧 しへ 読書日誌へ bk1 amazon
泡坂 妻夫
文藝春秋 単行本 1999年4月20日第1刷 1,429円+税 装画 東啓三郎 装幀 坂田政則 表紙小紋 泡坂妻夫 200 2年7月文春文庫刊行(bk1 amazon)
初出 「オール讀物」 朱房の鷹(1995年10月) 角平市松(1996年2月号) この手かさね(1996年6月号 ) 墓磨きの怪(1997年4月号) 天狗飛び(1998年5月号) にっころ河岸(1999年2月号) 「週刊新潮」 笠 秋草(1995年12月14日号) 面影蛍(1994年6月30日号)
将軍様の鷹が殺された ご公儀の威光を笠にきた鷹匠に対する庶民の恨みと思いきや……。神田の辰(た つ)親分、42歳。円熟の十手さばき(帯)
「お前、いくつになった」「そこにいる小母さんの簪(かんざし)」「……お柳(りゅう)の簪だと?「うん。珊瑚(さんご)(三五)の十五」 鮎釣りの少 年の答えに辰親分も思わずにんまり。その少年の鮎が飛び跳ねて、将軍様の鷹を驚かせてしまったことか事件が始まる表題作など、江戸情 緒満載の八篇を収録。(帯)
シリーズ第4弾。語り手については、
ここが詳しい。辰語り手の作品もあるよう
です。
著者名順一覧 あ
2005/04/10更新