亜智一郎あともいちろうの恐慌 No.919

収録作品  雲見番拝命  補陀楽往生  地震時計  女方の胸  ばら印籠  薩摩の尼僧  大奥の曝頭

江戸も終わりごろの話。大地震で功績をたてた…?4人が雲見番を拝命。が、実は雲見番は、将軍直属の隠密??という驚きの展開。途 中将軍が代替わりしたり、いろいろあるながら、雲見番は活躍を続ける。最後は大政奉還までそれほど遠くない雰囲気だが、まだまだ、そ れまでに活躍の余地があると思うが。シリーズは続くのだろうか???子孫、亜愛一郎の活躍もまた読んでみよう。(05/02/18)

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泡坂 妻夫

双葉社 単行本 1997年12月10日第1刷発光 本体1,700円+税 装幀 大路浩 実 模様作成 泡坂妻夫 2000年7月双葉文庫(bk1 amazon)、2004年1月創元推 理文庫(bk1 amazon)刊行

初出  「野生時代」 雲見番拝命(’92年12月号) 補陀楽往生(’93年1月号)  「小説推理」 地震時計 (’93年2月号) 女方の胸(’94年12月号) ばら印籠(’96年2月号) 薩摩の尼僧(’97年7月号) 大奥の曝頭(’9 7年9月号)

名探偵・亜愛一郎(ああいいちろう)のルーツは雲見番番頭(く もみばんばんがしら)にして将軍直属の隠密方だった!(帯)

子孫の活躍をまだ読んでいないが、主 人公は基本的に重太郎のようなので、十分、おもしろい。さて、これで、2代の将軍に仕えることになるが。最後の将軍、徳川慶喜はまだ 出っ張ってこない。続きがでるといいんだけどなー。##青衣が将軍の子というのは##上手に張ってあっ たと思うけど。本当に隠れる気があるなら迂闊。


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2005/04/09更新