グラン・ギニョール城 The Castle of Grand Guignol No.672

探偵の名前に聞き覚えだけはあったので、なんだ?何が始まるの???しかも、「グラン・ギニョール」。冒頭、ショッキングなシーン で始まるので、『殺人鬼U』を今週読んだところで、うぅ、あーゆーのは、しばらく、控えたいんだけど…。と、思いながら、ページを繰 りました。章立てというか構成がイカしてます。(03/10/30)

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芦辺 拓  1958年大阪生まれ。同志社大学法学部卒業後 、読売新聞社入社。86年に『異類五種』で第2回幻想文学新人賞に佳作入選。90年に『殺人喜劇の13人』で第1回鮎川哲也賞を受賞 。主な著書に『時の誘拐』、『和時計館の殺人』、『時の密室』など。ぞくぞくと話題作を発表し、日本の本格ミステリー・シーンの中核 の位置を占める。

ミステリー・リーグ 原書房 単行本 2001年12月4日第1刷 1,700円 装幀 スタジオ・ギブ(川島進) 装画 影山徹

本格探偵小説の粋を尽くし贅を凝らした逸品 パルプ雑誌から抜け出たかのような雷鳴轟く城郭、尖塔の密室殺人、毒殺、そして誰もが 容疑者(グラン・ギニョール)となって……。(帯)

グラン・ギニョール城に集った老若男女は、所有者の親族と友人、知人たち。それぞれが腹にいちもつを抱えているかのように、アマチ ュア探偵ナイジェルソープには映っていた。そこへ突如としてあらわれた謎の中国人、そしてやがて雷鳴とともに事件が……。いっぽう、 ところかわって森江春策は、たまたま乗り合わせた列車内で起こった怪死事件に巻き込まれていた。被害者は息を引き取る直前、たしかに 言ったのだ。「グラン・ギニョール城の謎を解いて……」と。森江はわずかなヒントと手がかりをもとに、やがて導き出されたグラン・ギ ニョール城へと向かうことになるのだが……。これぞ純度100パーセント、本格探偵小説!(見返し)

もともとミステリのファンでなくても おもしろい話だと思うけど、知ってたほうが面白いんだろうなぁ。と思うところが節々にあるので、それが味わえないのが残念。プロロー グ、##ロシア貴族が殺される場面かと思った。##で、後で重要な意味を持つとか…。違ったなぁ。まだ まだ読みが浅かったか。##右手だけ無事とか。##ヒントもあったけど。


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2005/06/05更新