作家小説 No.195

収録作品  書く機械  殺しにくるもの  締切二日前  奇骨先生  サイン会の憂鬱  作家漫才  書かないでくれます?   夢物語

作家を題材にした短編集。好きなタイプの作品が多かったので、満足。「書く機械」「殺しにくるもの」「サイン会の憂鬱」などは特に 。「書かないでくれます?」「夢物語」も。(02/02/0?)

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有栖川 有栖

幻冬舎 単行本 2001年9月10日第1刷 1,500円 装幀 大路浩実 笹 尾有 2003年2月幻冬舎ノベルス(bk1 amazon)刊行 2004年8月幻 冬舎文庫(bk1 amazon)刊行

職業には向かない職業!? ミステリよりミステリアスな、作家という職業の「謎」に本格ミステリ作家・有栖川有栖が挑戦。 作家だ らけの連作小説(帯)

「書いて書いて書きまくる。」 デビューして2年あまりたつが、いまひとつぱっとしないミステリ作家・益子紳二は、ある出版社の編 集長に銀座で接待を受ける。そこで、大ベストセラー作家への野望に火をつけられた益子は、そのまま会社に連れて行かれた。その地下室 で彼が見たのは……。 ――「書く機械(ライティングマシン)」(帯)

ちょっとコワい…。感じの話が多いっ す。「殺しにくるもの」後ろをふりかえっちゃったりして。「書かないでくれます?」う゛ぅーん。書かないで欲しかった話もコワい。鳥 肌モン。だから余計に怖い。「サイン会の憂鬱」なーんだ。##夢オチ##かぁ〜。・・・って、え??? というラスト。でした。「夢物語」。作家って、他にも同種族がいてもそんなものでは?


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2004/09/25更新