幽霊刑事デカ No.233

この、「ファッション度」よくわかんないので、自分で別の意味をつけてしまってますが、装幀などのことを指すなら、この装幀、キレ ーだ。この人の想定はみんなキレーだけど。文庫になるとどうなるのかなぁ。作中、警察とそれを取り巻く社会について、なかなか激論が 出てくる。まー、警察も人間の団体なれば、ミスも失態も内規違反もかかえてるだろーな。それはそれとして、「警察」がどーあるべきか 、で、警官が不祥事を起こしたからって、今日の駐禁(一停無視でも可)に難癖がつけられるわけではないのだ。やり込めて気が済んでも 。(02/04/10)

ラストがぞわぞわっと、心を打つ。(読書日誌231−240へのコメント)

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有栖川 有栖  1959年大阪生まれ。同志社大学法学部卒 業。大学在学中は推理小説研究会に所属。89年、『月光ゲーム』で衝撃のデビューを飾る。主著に『双頭の悪魔』、『幻想運河』、講談 社ノベルスより発売中の<国名シリーズ>などがある。

講談社 単行本 2000年5月30日第1刷 1,800円 Cover Design 大路浩実 装画・装丁 大路浩実 20 02年7月講談社ノベルスbk1 2003年 7月講談社文庫(amazon bk1)刊行 amazon)刊行

本格ミステリーと 純愛ラブストーリーの協奏曲(コンチェルト) 警察官射殺事件、フィアン セを残しておれは死んだ ……はずが、幽霊に! しかも、犯人の上司は密室状況で何者かに殺されて……(帯)

頭の冴えた君が好きだった。 しかし、須磨子。賢い君は正しくない。 神様がいるとか、天国と地獄があるとかまでは 俺にも断言で きないが、幽霊だけは本当にいるのだ。 現に、ここにいる。俺がそうなんだよ。(帯)

日誌の「ファッション度」に関するコ メントは、日誌を最初に掲載しているのが、goo内で、本の情報の1つとして「ファッション度」ってのがあるんです。あるんです。な んなんでしょう、ラストが、##読点もなく、ページ数もない白紙。##というのが…。うーん…。作品の 中で、繰り返し生体であることと、精神が生きていることの意味を問うていたが、このラストはどちらをどうとったラストなのだろう。う ーん。なんてことを考え込まなくても、充分おもしろいし、感動しました。


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2004/09/25更新