孤島パズル THE ISLAND PUZZLE No.130

アリスとマリアという名前の取り合わせに覚えがあるので、多分再読。犯人探しより、宝探しの方がおもしろかったな。「進化する」と は考えたな〜。と。すごくよくできたパズルだと思った。でも、謎解きをあきらめて、あてずっぽで探したら探しそうな場所なんで、どー かなー。という気がする。(01/11/18)

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有栖川 有栖  1959年4月26日、大阪市に生まれる。 82年同志社大学法学部卒業。89年1月、「月光ゲーム」でデビュー。「双頭の悪魔」「山伏地蔵坊の放浪」など著書多数。

創元推理文庫 M あ 2 2(東京創元社)414 02 文庫 1996年8月30日初版・1998年10月9日第11版 66 0円 カバー 辰巳四郎 解説 光原百合 望楼荘見取図 木村和裕 嘉敷島地図 安井真紀子 献辞 ――三輪良孝氏に 1989年7 月東京創元社より刊行(bk1 amazon

英都大学推理小説研究会に新風を吹き込んだ彼女(マリア)が「伯父の別荘へ行かない?」と誘 った孤島の夏。メインテーマは宝捜し(パズル)。みごと解ければ推理研の面目躍如、波涛Kaiju注:原文は旁は「壽」を越えて時価数億円のダイヤが眠る嘉敷島へやってきた江神二郎とア リスは、楽しむ間もなく起こった事件に巻き込まれてしまう。毎年同じころ島に会する人人に密やかな翳りが根ざしているのか、南国の陽 光と青い海、降るような星空を背景に幕間のない悲劇が進行していく。――ここにパズルがある。どうかあなたの手でこの小宇宙に秩序を もたらしていただきたい――〈読者への挑戦〉が興を添え、青き春を謳うロマンティシズムが錦上に花を敷く、極上の本格ミステリ。(P 1)

推理研の紅一点マリアと共に南海の孤島で宝捜しパズルに挑む江神二郎とアリス。お楽しみも束の間、三人は連続殺人事件の渦中へ。 (巻末の文庫案内)

紅一点会員のマリアが提供した“余りに推理研的な”夏休み――旅費稼ぎのバイトに憂き身をやつし、江神部長以下三名、宝捜しパズル に挑むべく赴いた南海の孤島。バカンスに集う男女、わけありの三年前、連絡線の再来は五日後。第一夜は平穏裏に更けるが、折りしも嵐 の第二夜、漠とした不安感は唐突に痛ましい現実へと形を変える。晨星落々、青空に陽光が戻っても心は晴れない……。(裏表紙 )

作中に出てくるパズル、すごくおもし ろかった。「進化するパズル」って言われてるけど、「ナルホド」と思いました。推理研に女の子が入ってきて、おぉ。江神さんかアリス にロマンス?と思ったら、##ラストで事件の真相を知ったマリアが休学してしまう。##いやいや。残念 。というか、続きをどう書くのだ?答えはシリーズ次作!ってゆーことなのか。


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2004/09/25更新