闇に消えた花嫁　Ｎｏ．５５９

さささっと読める１冊。いつもながら。中編２本。学校に絡んだ話で、だからといって、登場人物がそのままレギュラー化する気配はな い。亜由美の両親もあいかわらずぶっとんでるし、殿永；聡子はそのまま。谷山はどんどん亜由美に使われる運命らしい。でも、学者らし く？危ないことはできない設定か？(03/06/12)

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赤川　次郎　　一九四八年、福岡県生まれ。七六年、「幽霊列車」で第１５回オール讀 物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。作品が映画化されるなど、続々とベストセラーを刊行。「三毛猫シリーズ」「天使と悪魔シリーズ 」「花嫁シリーズ」『ふたり』『怪談人恋坂』他著書多数。

角川文庫　あ　６−１２２（角川書店）１２８６５　文庫　平成１５年３月２５日初版　５１４円　カバーイラスト　タケヤマノリヤ　 カバー　暁印刷　解説「事件解決の陰に『イイ男』あり」　下川香苗　１９９９年１２月実業之日本社（bk1　amazon）

亜由美に刺青！？　ドン・ファンにはストーカー出現！！（帯）

待てど暮らせど花婿は来ない…。傷心の結婚式を気に病み、自殺をはかったしのぶは記憶喪失に陥ってしまう。式に参列していた亜由美 と聡子は事の成り行きを案じて追っていくうちに、意外な事実を突き止める――。雲隠れした花婿の正体、非情な殺人事件を隠蔽工作する ＜Ｍ電工＞の内実…。企業論理に呑み込まれていく人間たちの哀しさ、したたかさを縦横に描ききった表題作ほか、非行少女集団＜青いバ ラ＞から更生しようと必死で生きる少女を追った「立ち止まった花嫁」の二編を収録！（裏表紙）

これほど結婚式に何度も出る学生は結 婚式場のバイトさんくらいでしょう。自分の足で立って生きることってなんだろうね。ということも考えさせてくれる。でも、答はもちろ ん、風の中〜。

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2005/05/01更新