三姉妹、呪いの道行 三姉妹探偵団16 No.285

由里子もそーとー、お人よしだ。このシリーズ、誕生から20年たつんだそーだ。気が遠くなる。うーん。そんなに経ったか・・・。エ ピローグ前のラスト、穿った見方を勝手にすれば、それはそれで、呪いでは?「スコッチ・ゲーム」を読んだあと、ちょっとだけ「仔羊た ちの聖夜」を読んだせいで、よけいなことを考えるのか?ちょっと違うけど。(02/06/08)

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赤川 次郎  1948年福岡県生まれ。1976年に「幽霊列車」でオール讀物推理 小説新人賞を受賞しデビュー。2000春に文庫を除く著作が400冊を突破。「四文字熟語」シリーズの他、ぼんやり、しっかり、ちゃ っかりの三姉妹が大活躍する「三姉妹探偵団」シリーズや「三毛猫ホームズ」シリーズなど、多数の人気シリーズがある。クラシック音楽 に造詣が深く、芝居、文楽、映画などを鑑賞するのが楽しみ。

講談社文庫 あ 21 39(講談社) 文庫 2002年5月15日第1刷 514円 カバーデザイン 畑農照雄 解説 山前譲  1999年5月講談社ノベルス(bk1 amazon) 初出 「小説現 代」1999年2月号〜4月号

師匠に呪われたピアニスト。彼とその恋人に襲いかかる怪異に、三姉妹が巻き込まれる。(巻末の最新刊案内)

天才ピアニスト・高田恭二は、師であり愛人でもあった、深野須美子を捨て、若い恋人と駆け落ちした。須美子は恭二への恨みを綴った 遺書を残して自殺した。須美子の呪詛に怯え、東京から逃れた二人は、雪深い温泉地で三姉妹と出会った。須美子の「呪い」は、三姉妹を も巻き込んでいく。殺人と怪異、果たしてその真相は。(裏表紙)

職業ピアニスト。って言葉があるかど うかは知らない。プロのピアニスト。なんでもいーや、とにかく、それほど人口が多そうでもないのに、赤川作品にはわりと良く登場する ような気がする。高田が、##須美子を送って帰るとき、こりゃ、高田が殺されるな。と思ったが、生きのびた 。##「呪いを移す」って占い師の指示に、##従ったことをなんで、そんなに悪びれずに夕里子に話せる んだ?生れてくる子に「あんたは優秀なピアニストになる」##って呪いでもかけそうで怖いよ。それが破滅を呼んで、須美子の呪 いが完全に成就したりして。って、もっと素直に明るいラストだと読んだほうがいいですね。うん。bk1ノベルス版は表紙画像なし 。


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2005/05/01更新