人形は遠足で推理する　Ｎｏ．２６９

再読。設定のせいか、あまり長編に耐えないところを感じた。おもしろかったけど。またまた、人形が腹話術師を離れ、主人公が一人で ガンバッテ推理を展開する。というシーンがあるが、今回は、人形自体が戻ってきて、推理を展開する。ハルカさんが出て来ようのない設 定だったのがちょっと寂しいかも。(02/05/24)

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我孫子　武丸

講談社文庫　あ　５４　６（講談社）　文庫　１９９５年７月１５日第１刷　４６６円　カバー装画　伊藤正道　カバーデザイン　蔵前 仁一　解説　斎藤肇　１９９１年４月カドカワノベルス（bk1　amazon）

「スピードをもっとあげろ！ぶっ飛ばせ」私、めぐみ幼稚園の妹尾睦月（せのおむつき）です。 今朝、園児たちと乗り込んだ遠足バスが警察が追っている殺人犯（しかも拳銃所持！）に乗っ取られるという事件に巻きこまれて、もう大 変。同行の腹話術師・朝永（ともなが）さんと、彼が操る人形の鞠夫（まりお）も大ピンチ！好評の人形探偵シリーズ第二弾。（裏表紙）

小田切警部、いー人じゃん。知ってた けど。なーんて。野坂先生、関西人らしい？思い切りのよさ。＃＃朝永が二重人格と知っても、それを吹聴したり 、気味悪がる言動を表明しない。でも、もう言い寄りたがらない。＃＃という。まー、それは、主人公の態度から、「あー、あかん 」と思ったせいかも。でもこれって、関西人に対する偏見というか、ステレオタイプの作成なのか？朝永さん、内気で頼りないながらもが んばって、主人公を守ろうとしてます。いー人や。いー人だらけ？でも、主人公が、「更生」について悩むなど、ほのぼのオンパレードで はありません。鞠夫、今回も結構御難。さらに、小田切警部の意外な一面、＃＃裁縫得意。とか、子供が４人目と かも。ｂｋ１はノベルス・文庫とも表紙画像なし。Ａｍａｚｏｎはノベルス版表紙画像なし。

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2005/04/30更新